アーウィン・アレンプロデュース、スティーブ・マックィーン、ポールニューマンをはじめとするオールスターキャスト、20世紀フォックスとワーナーブラザーズの2社による初の共同制作によるスペクタクル・アドベンチャーの最高傑作とも言われている映画です。
 ヴォーンさんはこの地上138階建ての超高層ビルの落成式に招かれたパーカー上院議員を演じています。「ブリット」で政治家を演じて以来、政治家役が多くなったとのことですが、実生活でも政治に強く関心があった彼ですから、正に本物の政治家のようでした。初めてこの映画を見た時は、最後まで生き残ることが出来なくて、それがとても悲しかったのを覚えています。
 しかし、今回落ち着いてよーく見てみると、火災発生を知ってからの彼の行動が、オーナーのダンカン(ウィリアム・ホールデン)とともに、ひたすら皆を落ち着かせ、避難誘導に貢献しているのがわかります。なので、クロースアップのショットの時はもちろんなのですが、後ろの方にいるときも、彼らしい細かい演技が随所に見られて、「うーん、なるほど」と頷くことしきりです。最後、ダンカンの娘婿(リチャード・チェンバレン)が皆を出し抜いて、自分だけ脱出しようとしたのを、止めようとして、蹴飛ばされて墜落してしまうのですが、ここはスタントマンなしで、本人が頑張ったとのことでした。なにしろ、スティーブとポールが極力、自分でスタントをやったので、出演者全員がそう言う意気込みだったそうです。そして、ヴォーンさんはこの映画の最中に、リンダさんと結婚式をあげました。 パーカー上院議員、正義の人で格好いいです。
 
The Towering Inferno(1974)
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