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 これも以前に(2010.3.27)に私のブログ”I Love Robert Vaughn"で紹介したものです。
自分でも結構大変でした(笑)
こちらは「帰って来たナポレオン・ソロ」が制作される前、いよいよだと言う噂が飛び交っているころです。
これまで、14年間合っていなかったという事実にきっと誰もが驚いたことでしょう。でもその理由を聞かれ、
「私たちは互いにひどく嫌っていたので」とヴォーンがいたずらっぽく答えます。当時ファン雑誌などいたるところで、二人の
仲が悪いと書きたてられていたので、それで遊んでいる感じです。「全くのウソですよ」と否定してから二人見つめ合って笑うところがなんとも微笑ましいです。
 いつもは、右側にヴォーンさんが据わるのですが、今回は左に座っています。そのせいでしょうか、ディビッドがやたら
ヴォーンさんの方を見る回数が多いように感じます。これまた仲の良さをしめしていると思うのですがね。14年ぶりの二人一緒の姿はたまりませんね。ただ、司会のリンデンの話すタイミングが二人の話を邪魔しているようで、気になりました。
 そういえば、この番組出演のために局についたヴォーンさんを見つけたファンがサインを求めて並んでいたらしいのですが、そこへ後からやって来たデイヴィッドが列に並んで驚かせた、という話もあったようですよ。どんな再会だったんでしょうね(笑)
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映像はこちらからダウンロードしてください。

Good Morning America 1982「あの有名なコンビ再結成」

L:  「0011ナポレオン・ソロ」のスパイ、ナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンーロバート・ボーンとディヴィッド・マッ カラムは1960年代中ごろのもっとも有名なテレビスターの二人でした。

番組は1968年に放送が終わり、それから二人は一度も会っていないとのこと!

そして今日、この番組の「有名なコンビ」シリーズの一部として彼らが再び顔を合せました。


お二人が今まで一度も互いに合っていないなんてとてもしんじられないのですけれど。。。おはようございます。


V&M: おはようございます。


L:何故お二人は一度も会っていないのですか?えっと、13年、約14年ですか?


V: ええ、あの、二人はお互いに激しくいがみ合っていて(DMが笑う)ものすごい敵意を抱いていた。。。(RVが笑う)。

L: 気をつけた方がいいですよ〜。。。二人は上手くいっていないと言う噂がありましたよね。

V: 全く真実ではありません。

L: まったくのウソ?

V: はい、そのとおりです。

L: そのうわさはお二人が仕事をする上でどのように影響がありましたか?

(RVとDMが顔を見合わせて笑いだす)

V: えーと、分かりません。私に関して言えば。。。。


L: このような噂のもとにずっと暮さなければならなかたのですか?一緒に仕事するのに影響がありましたか?

M: ハリウッドで働く人誰もが、噂のもとに暮らしてます。噂はずーとありますよ。

   私たち二人はそういう色々な噂があることを「ものすごく良く」認識していました。。。

V: もちろん、そういう噂も真実ではありません。


L: そうですか。そういう噂になった理由のひとつにDMが初めはほんの相棒役だったものが、その役がとても人気が出て、共演者になったことにあるようですが。 ロバート、それはきつかったですか?

  あなたはいつも全然問題にしていないと言っていますけど。

V: 全く問題なかったですよ、私の仕事量を半分に減らしてくれましたからね(全員笑う)

  私は基本的に怠け者ですから。


M: 最初のエピソードではイリヤは2行しかセリフがなかったんです、そしてジャズレコートがベッドの下に

   ある、それがイリヤについて知ってる全てだったんです。 なので、ジャズレコードのことは忘れて、違うセリフを加えたんです

L: 番組があのような終わり方をしたとき、どうしましたか?それぞれ役のイメージを振り払わなければなりませんでしたね。 ロバートあなたはしばらく映画にもどったのですよね?

V: えぇ。多分なにかイメージがあったんだと思います。つまり、この街で、(私はもうここに住んでいないから)あの街で仕事をする、というイメージがわいてこなければ、そこには居ない。私は映画の世界に戻り、アメリカで秘密諜報員役をやることは2度とありませんでした。

L: それは意識的にあなたが望んだことですか?

V: いえ、ただ、来た仕事をしてきただけです。

L: でも、あなたは別のこともしましたよね。あなたが俳優としてとても成功している時に、博士号を取得するために大学にもどられました。コムニケーション哲学ですよね。

V: はい、そうです。

L: 何故そうされたのですか?

V: 大学に「戻った」わけではないんですよ。大学に行くのを辞めたことは一度もありません。MFUをやっている時も一週間に2晩は大学に通っていたんです。そして、なぜそうしたかについては、むずかしいですね、そこにエベレストがあるから登るのとおなじように、私も登らなくてはならなかった、ということです。

L: そうなんですね。あの、あなたは俳優であること以上のことを望んでいたとおっしゃってましたね。

   俳優であることはあなたにとっては心を満たさなかったのですか?そしてあなたの野望は政治の世界に入ることだったと私は思うのですが、少なくとも、世間ではそのように言われてました。まだその野望はお持ちですか?

V: そうですねぇ、私は一度もそんな野望を持ったことはありませんよ。

L: 本当に?

V: ええ、私の。。。。

M:ほら、ほんとうのこといったらぁ〜 (RV笑う)

L: えー、真実が今ここに!

V: 私の。。。(Lが笑いだす)

M: 明けても暮れても。。。あれはなんだったけ?

V: 私の野望は政治ではありましたが、私自身のためではなかったです。基本的にその時に政治的な問題があって、それに私が関わっていた、今も関わってはいますが

L: ディビッド、あなたはどうですか?まず何をしてしまったのです?(RV&DM二人とも笑う)

   *訳者注:What have you done? は 一体なにをしてしまったの?というように使われます。

          本来なら、DMが言うように What have you been doing the last fourteen years?

というべきで、凄くおかしかったので二人とも吹き出してしまったのです 

 

M:まず、この14年間私が何をしてきたか?ということですか?良い質問です。

L: まず、あの凄く人気のあったあのイメージはあなたの個人的な生活にどのような影響がありましたか?

   ディビッド・マッカラムとしてのあなた自身の人格を保つのは難しかったですか?

M: ええ、私自身としての人格は窓から出て行ってしまいましたよ。。。

L: 本当に?

M: そのシリーズでイリヤになってからの2年間はどこへ行くことも、何をすることもできませんでした。

   一種のヒステリー状態でしたね。 う〜ん、でも番組が終わって一、二年もしたらそのヒステリー状態も消滅しました。その全てのエネルギーが他の人に向いたんです。 流行が変わったんです。流行ってそんなもんでしょう。

(L: でもそれどのような影響があなたにありましたか?

M; イリヤ・クリヤキンとしてのキャラクターはある意味残っていましたね。そして今も通りを歩けば、イリヤだと思われます、ディビッドではなくてね。 それは。。。


L:それは煩わしいことですか?


M:。。。いえ、全くないです。つまり、あのシリーズは私たち二人に並はずれた素晴らしいアイデンティを持つ機会を与えてくれました。

L: でもあの古い型にハマった役柄ばかりという問題はなかったですか?

M: もし、私があのシリーズでイリヤをやっていなかったらもっと違っていたかもしれないとは思います。私はある映画ではイリヤ・クリヤキンを使うことを控えめにしましたし、同時にイギリスで3シリーズやったんですが。。。

L: あなたはイギリスにもどられたのですね。

M:。。。そして劇やTVなど色んな種類の役柄をやりましたよ。

L: 何故イギリスにもどったのですか? あちらで本当に4年間仕事しんですよね。

M: そうですね、確かにこの4年間はイギリスで仕事をしていました。 母や兄弟、家族が皆居ますし、イギリスで仕事をするのが好きなんです。

L: こちらとイギリスのテレビでは大きな違いがありますか?

M: 年々どちらも変わってきています。 ハリウッドは未だに仕事するにはとても良いところです。仕事をする環境がとても整っています。

L: ええっと、またMFUの映画が作られるかもしれないという噂がありますが。

V: う〜ん、前にも言ったように、実際にカメラが回った時に初めて信じることにしています。もう何年も、何年もその件については論議されているんですーMGMで8年間とかね。 昨日もディビッドは映画を作りたいという人と食事をし、私も彼と朝食を一緒にする予定です。 CBS、がその企画に興味があるようですが、また変わるかもしれません。

L: そうなると良いですか? あの、MFUが中止になってから、あなたは「現実逃避がはなはだしく劇的な方法で行われた」と表現していました。 ナポレオン・ソロをまた蘇らせることに興味があるのかな、と思って。

V: そうですね。英語でもテレビ用映画でもどちらでも興味ありますよ。私はもうカリフォルニアに住んでいませんから、テレビの逸話によってまたそういう状況が起きるかどうかもわかりませんし、実際そうなってみないと分かりませんしね。決してないとは言えないです。誰もわかりません。

L: ヒステリックな状況がまた戻ってくるかもしれませんね、ディビッド。(二人とも笑う) 14年を経て、お二人を一緒に迎えることができてとても楽しかったです。お二人も互いに話すことがたくさんあるでしょうね。

ありがとうございました。

V&M ; ありがとう