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このエピソードでの、キャプテン・ランブリッジは見ていてとても頼もしい信頼できる上官だと感じました。ライス中尉率いる部隊の夜間訓練中に、彼が偵察に出した兵士が川で溺死してしまうのです。不幸な事故で、中尉にとっても初めて出した死者だったので、とても衝撃を受けるのです。彼を偵察に出した判断が果たして正しかったのかどうか、と。不運なことにその夜は新聞記者たちが取材に来ていて、その事故についてしつこく追及する記者が(ウィットリー)居ました。タイトルにあるgoldbrickは、怠け者という意味で、亡くなった兵士が怠け者であったために、中尉がしつけの意図をもって訓練していたことが、権限を越えた行為、私的な感情からではと記者が取り上げたのです。彼は特別海兵隊に悪意を抱いているようで、ライス中尉の責任を激しく追及します。そして査問委員会がひらかれることになるのです。
そしてランブリッジ大尉は、ライス中尉を守るべく、この記者の海兵隊に対する悪意がどこから来ているのかを密かに探るのです。そして巧みに、彼が過去に海兵隊に在籍し、その時の経験から海兵隊の隊を率いる中尉などを標的に、真実を暴くと称して陥れようとしていることを、自覚させるのです。彼はエール大学出身のエリートであるにも拘わらず、その時に上官から考えることを奪われた、クズ扱いされたと怨みをもっていたのです。このエリート記者を巧みな話術で、告白させてしまうまでの大尉の表情の変化が素晴しく、部下思いの理想的な上官だなぁと惚れ惚れしてしまうのです。
この憎らしい記者を演じたのが、ほかでもないブレーク前の、ロバート・デュバルです。この二人の対決がシーンが見事、そして、検事役として登場する、ジョセフ・カンパネラ、この3人が特に素晴らしいエピソードです。
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Episode24:Lament for A Dead Goldbrick
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