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彼はとっても面白い人でね、この番組が始まったときは71才だったんだよね。 |
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ヒッチコックは彼のことを完璧な映画スターと評していた。僕にはその意味がすごくよく理解出来た。 何故なら彼はそこにたっているだけで、何の努力をすることもなく、観客や僕たちをすっかり魅了するんだ。 彼はとってもゆっくりと話、セリフを完璧に覚えていたし、仮に忘れたとしても、滅多にないことだったけど、ちゃんとその場で創りだしていた。 国際的なスパイ組織の長として信じられないくらい圧倒的な存在だったよ、パイプを持ってイギリスの雰囲気を漂わせてね。 |
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そして彼はすごく面白い人だったんだけど、その話は今はするつもりはないよ、何故なら僕の本に書いてあるからね。 (ここでDMが大笑いする) |
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DM;僕が覚えてるのはね、カメラから外れたときに、「カムインホノルル」と大きな声で叫んだんだ、それがおかしくてね、番組にキャッチフレーズになったんだよね。 |
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後はね、シーズンが終わるときに、「レオ、休暇でどこかに行くの?」と訊ねたら、 「いやいや、家内と家にいて、互いに崩れ落ちて行くのを見てるよ」って言うんだ。 |
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RV:僕もそれ覚えてるよ。 DM:何処か行かないの?って言うとね。 「読んでいない古典が沢山あるんだ」って。 RV:そうだね、そういう会話したよね。 |
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DM:ごめんね、君の本の邪魔しちゃったかな? RV:いやいや、もう書いてしまったから、大丈夫だよ。 |
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RV:そうなんだ、彼はハリウッド図書館の近くに住んでいてね。セットにいないとき、1週間に1日とか2日しかないんだけど、必ず図書館に行っていたんだ。 |
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RV:図書館の私の友人かしょっちゅう、「ウエーバリー課長が図書館にいつも来てる」って言ってたよ。 だから本当なんだよ。 |