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1970年後半から80年代前半は、「スターウォーズ」「未知との遭遇」など宇宙がSFで多く取り上げられた時代でした。ヴォーンさんも新ジャンルの作品に興味があったのでしょうか。結末が結末だけに単なる「SF]としてだけではなく、サスペンスも平行してちりばめられているようです。
ヴォーンさん、マクギャビンさんが、共演していますヴォーンさんのキャリア初期の頃、マクギャビンさん主演のTVシリーズにゲスト出演している作品が何本もあります。これを見ていると、その若いころのヴォーンさんがオーバーラッピングしてきます。貫禄がでました〜。

ストーリーは衛星がUFOと衝突し、そのUFOがアリゾナに不時着、それを捕獲したことから始まります。この映画での役どころは大統領補佐官、1978年「権力と陰謀」でのフラハティ大統領補佐官役でエミー賞を受賞していますから、お手の物なのですが、あれほど嫌な奴ではありません。大統領選挙を2週間後に控え、今UFOを現実に捕獲したことを明るみに出すことをしたくない、それ故に2週間隠ぺいするという決断を下す張本人です。大統領には知らせません。隠ぺいのために使われた場所が、空軍格納庫18(Hanger18)です。その隠ぺい工作が、次から次とふたをするものが増えて行き、最後には思いもよらない衝撃的な決断が下されるのですが、その時の決断にも苦渋の表情を浮かべますが、その決断はフラハティよりも非情なものでした。一人の決断でこんな悲劇が起きてしまう。。。政治って何?と背筋が寒くなる、たしかに衝撃的な結末です。ただ、映画の中では、UFOのメカニズムなどを解明していくプロセスも描かれていて、UFOの中って?という好奇心は満たしてくれています。
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Hanger18 (1981)