Happy Hour (2002)

Starring:Anthony Lapaglia,Eric Stoltz, Caroleen Feeney and Rovert Vaughn

2000年以降に出演した作品の中では私の一番のお気に入り。
ニューヨークを舞台に素敵なジャズサウンドとともに、友情、家族とはをオシャレなタッチで描いています。Vaughnは主人公タリーJr.の著名な作家タリーSr.役、才能があるのにスランプに陥っている息子のことを気にかけながらもなかなか確執を乗り越えることができない、素直に愛情表現できないそんな父親を演じています。
作家を調べるときに使うリファレンスブック、タリーSr.の作品の欄には沢山の出版された本の名前が載っていますが、全部Vaughn氏の過去の出演作から、タイトルとか役名を引用して作り上げたそうです。粋な監督ですね。一番最後の写真がそうです。signmaker's sonなどが読みとれます。
主人公とその友人、ガールフレンドを演じた3人の役者さんたちもそれぞれ、感情を抑えたなかでの表現が素晴らしく、悲しくも心温まる映画だと思います。


Happy Hourとはカクテルバーなどで5:00〜1,2時間格安で飲める時間のこと
ニューヨークの夜景から始まり、オープニングのジャズサウンドで良さそうな予感


伝説のホテル アルゴンクィン で撮影(初めてで最後?)
”Fortunate Life”でalgonquin round tableについて触れられていたので、嬉しいショットです。


著名な作家タリーSr.を囲み、新聞記者や作家たちがあつまり、意見交換をしている、round tableの再現



息子のタリーJr.は有望な若手作家、だが、アルコール依存症
だから、その容貌ゆえにホテルには入れてもらえず外で父を待つ



仲間には見られたくない


怖い顔して連れて行く、
恥ずかしくてここでは話せない。



妹の結婚式には来るんだぞ!



思慮深い父の顔


この角度、懐かしい!










この含み笑いも!
この二人の口論の撮影はかなりのロングテイク、二人とも演技に熱が入り、相当のぶつかり会いになった様子。ロケを観ていた通行人オフィスの人達皆が、テイクが終わるたびに大喝さいをし、二人がとても驚いたと、監督が語っています。


「私を部屋に入れるなさい!」と
インターホンに向かって吠えるその声が半町先までとどろきわたり、通行人が皆振り返った。と監督が笑って語っています。





私はタリーの父だが、君は?
タリーは病気なんです。
別の日に改めてはいかがですか?






何をやっているんだ、あいつは?


本当に病気なら会わせたまえ。



君に頼みがあるんだが、



監督の洒落、レファレンスブック

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