劇場公開用第8作目 ｢地球を盗む男」
How To Steal The World(1968)ＭＦＵシリーズの8作目かつ最終編である。
米国ではシリーズの突然のキャンセルにより、第４シーズンの最後となってしまった。
第３シーズンでのあまりの馬鹿馬鹿しさに嫌気をさして離れたファンを引き戻そうと、第４シーズンは始めのサスペンス、アクション、ロマンスに回帰しようとしていたところだったので、ファンはとても残念に思っていたはず。
その回帰路線にそって作られた映画版なので、かなり深刻な地球危機を回避すべく、海、宇宙、ヒマラヤ山中で、戦いが繰り広げられる。ソロもイリヤも悪戦苦闘の連続で、ハラハラ、ドキドキ。ゲストスターも豪華で、最後を飾るべく、格好良い二人の活躍が見られる。ただ、最後のシーンだけは未だにちょっと、頷けていないのです。
３人とも幽霊みたいな、生気のない表情で、特に課長が元気なく、「二人とも良くやった」と珍しく褒めているのが、やっぱりシリーズがこれで終わりだから？いつものように軽くお洒落にしめてほしかった。
