アメリカで有名なウェンデルというカジノがロンドンに初めてオープンします。
オーナーは四代目のマーカス。そのオープニング前のお披露目に、ミッキーとアルバートが来ています。
マーカスは得意気に「ウェンデルで詐欺を成功させたものはいない、必ず見抜く」「詐欺をしたものはこうなる」と壁に過去の詐欺師の写真を飾っているのを見せるのです。((第4シーズンの最後のエピでもあったように、カジノオーナーは詐欺師を目の敵にし、トコトンたたきつぶさないと気がすまない。)実は、この中にアルバートのひいおじいちゃんのチャーリーが最初に捕まった詐欺師として飾られていたのです。アルバートは「曾祖父は真面目な兵隊だった。詐欺などしていない。写真をはずして欲しい」とたのみます。「彼が詐欺師でないという根拠は?」と尋ねられ、「祖母がそう話していたから」と答えるアルバート。マーカスは、「その祖母もついているんじゃないか」と取り合わず、ストローラ家を馬鹿にします。(実はこのアルビーのおバアチャンの話の内容がここでは明かされないのですが、とても重要な要素になっているのです。それはいつもの通り最後のドンデン返しまで明かされません)
二人は、マーカスがウェンデル1号、すなわち彼の曾祖父が作ったルーレットの台がオークションに掛けられ、そこで手に入れようとしているのを知ります。(この台がポイント)アルビーはその台で、マーカスと勝負をすることを申し出ます。アルビーが勝てば、もちろん写真を外し、マーカスが勝てば、アルビーだけでなく、チーム全員の顔を飾り、さらに関係各所にばらまく、という勝負です。二人は賭けの条件を受けて立ちますが、相手は詐欺師の手口を知り尽くした男。彼が万全を期して仕掛けてきた罠だったのです。
アルビーは「自分の家族の積年の恨みを晴らすための自分の賭けだから、皆を巻き添えにしたくない、どこかホリデーにでかけてくれ。」と頼むのですが、チームはもちろん聞き入れません。この勝負絶対に勝目がなさそうです。でも先祖の名誉のために受けて立つアルビーがとても格好良いのです。
フィクサーのアッシュも貫禄がすごくあって、アッシュの仕掛けなら絶対間違いないとまで思えてしまいます。アッシュはニセのオークション会場を設営、仕掛けのあるニセの台をオークション用につくらせます。しかし、このあたりは全部マーカスに筒抜け。でもすべてがマーカスの思惑通りに進み、一体どこでどんでん返しがあるのかハラハラドキドキしながらアッという間に最後の15分に突入してしまうのです。(汗)
結局はチームがマーカスの更に上を行っていて、マーカスのゲームに乗ってあげた形。(いつもの通り>最強のチームワーク)さらに、アルビーがおばあちゃんから昔聞かされた話、「おじいちゃんが詐欺をしたのではなく,ウェンデルたちが作ったルーレットの台こそが仕掛けがあって、その仕組みをおじいちゃんが見抜いたから、逆に嵌められた」話のその仕掛けの証拠をつかんでいて、それを利用してついには掛けに勝ち、さらにマーカスに彼の先祖こそが詐欺師であった事実をつきつけ、マーカスのプライドと自信を地に叩きつけて、粉々にし、ひいおじいちゃんの無念を晴らすことができると、いうお話です。ここに至までのアルビーの表情が毅然として、特に最後の勝負のとき、マーカスを確信に満ちた目で見つめ続けるシーンはナポレオン・ソロなのかハリー・ルールなのか、いや、アルビーはやっぱりアルビーだと、そんな思いが私の頭の中を駆け巡るのです。(爆)
何時もに増してボーンさんに興奮したエピです(笑)。この年齢でこんなに格好良いって、どうなの!最後のタキシード姿が最高。という感じで興奮しておりました(爆)
HUSTLE SEason 7 Episode 3
ILove Robert Vaughn 記事より抜粋