HUSTLE SEason 8 Episode 6
実はこの屋上への逃亡シーンを見て「なるほど〜」と感心したことがあります。皆が早足で歩く中、アルビーはゆっくりと歩きます、そして、アルビーが歩き続け、奥まで行ったとき、アッシュとショーンが奥から若干戻って来るのです。そうすることで、RVの歩く時間を稼ぎ、さらに奥にいったかのように見せるという、すっごい暖かい配慮だと思いました。
ILove Robert Vaughn 記事より抜粋
8年間続いた「HUSTLE」本当の最終エピソード、一体どんな風に終わるのか楽しみにしていました。そしたら、いきなりオープニングから皆が屋上に追い詰められて、怒り狂ったマークに依頼された殺し屋が、全員射殺してしまうところから始まるのです。そして、ミッキーが私たちに向かって、「いつかはこうやって死ぬ日がくるとは思っていた。。。」と語るところで、いつもの音楽とタイトルが始まります。
「HUSTLE」だから、当然彼らはわざとやられていると思いますし、どうやって裏をかいていくのかが知りたくて、ドキドキしながら見入ってしまうのです。
今回ミッキーはいつもなら狙わないマークに照準を合わせます。バーレーンの大富豪のドラ息子、マダニ・ワシムを相手に1千万ポンドの投資詐欺です。気に食わない奴は次々と殺害していく残忍な相手だけに、生きるか死ぬかの賭けですが、ミッキーは皆で引退するために必要なのだと、アルビーに説明します。2週間程度のバカンスでは癒されない、1年も休めが、チームが困る、みんな一緒に引退するのだと。漸く餌にかかってきたマダニと一緒に表れたのは、なんとアメリカにいるはずのステーシー、ちょっと彼から巻き上げようと、彼の投資コンサルタントになっていました。
ここで、私たちはステーシーとアッシュはたまに連絡を取り合っていたことがわかります。でも今回イギリスに戻ってきたことはまだアッシュに言ってなかったので、その時のアッシュの狼狽ぶりが面白い。
ステーシーも相手が凶暴すぎるし、隙をねらってくるからやめるように忠告しますが、すでに中に入っているステーシーも協力して、計画をすすめます。
1千万ポンドの資金が口座にうつったところで、警察が踏み込んできますが、これはミッキーたちの仲間、ステーシーがコミッションの5万ポンドを上げるから見逃してと、マダニたちと逃げる一方、ミッキー、トアルビーはアッシュたちとの待ち合わせ場所に。成功を祝して乾杯しているところに、だまされたと知ったマダニたちが追いかけて着て、屋上へと追い詰めるのです。
そして、マダニが手配した殺し屋が、マトリックスのように真っ黒のロングコートをなびかせ、黒の帽子を深めにかぶって登場。一味は冒頭のように射殺されてしまうのです。
宙に舞う紙幣、狂喜乱舞で拾いまくる市民たち、それを取り返しにマダニたちが走り去った後。。。
「もういいよ、早く起きろよ」と、帽子を取るダニー!
なんという登場の仕方!だからダニーが復帰するという話が出てこなかったんだ!このサプライズのために秘密だったのね!
エディーのバーに集まった7人。やっぱりステーシーとダニーがいるとアルビーが楽しそう。
マークが今度はこの7人で、俺がリーダーでどう?チーム名は「マグニフィセント7」(ここでRVとダニーの2ショットで、荒野の7人の音楽が。。。)
そして、エディーが仲間に入れて、とばかりに「グレイト8」では、と提案。アルビーがそれを受けて「グレイト8」と皆で乾杯。 そしてひとりづつカウンターを離れ、出口でカメラを向いてコメント、この出口が、実は良くみると、なんとセットの出入り口なのです!
そしてそのまま、彼らはまた一言言いながら、セットの表に出て、セットのある建物の通りを全員が大きな車にのりこみ、サングラスをかけ、笑顔で去って行くのです。
ここで、クレジットが流れ、最後に、エディーがセットの灯りを消し、扉を閉めて出ていくのです。本当にこれでこのセットとはお別れだと、言うかのように。。。 見ている方が、「分かった、本当にお別れなのね」と妙に納得する暖かな、洒落たエンディングだと思いました。
今度はマーク率いる「マグニフィセント7」で是非ともアルビーを復活させてほしいものです。