ナポレオン・ソロになる直前の1963年の作品です。今まで私が見たゲスト出演作は悪役かそうでなくても何か影がある役が大半だったのですが、これはファミリー向けの健全なるコメディー、しかも超人気番組だったものなので、見たいなぁとずーと涎を垂らしてリストを見ていました。幸運にも入手できたのですが、いやぁ、実に良いですね。コメディの中のヴォーンさん。同じ時期のゲスト出演作「アンタッチャブル」での役とは対照的な明るさ、スマートさ、若き実業家の格好よさを強調して演じているので、みていて楽しくてしょうがありません。コメディなので、途中で嫌味の一つも言うのかと思っていましたが、そこはホストのディック・ヴァン・ダイクの役目で、なかなか息のあったやり取りを楽しめます。ここで、注目は、ダイク演じるTV作家ロブの関係者のプロデューサー役のリチャード・ディーコン、彼はヴォーンさんがアカデミィー賞にノミネートされた「都会のジャングル」で、チェトに不利な証言をしていた、執事アーチボールドを演じていたのですよね。これに気が付いて、ますます楽しくなりました。young
Robert Vaughnのすがすがしさ全開です。