荒野の7人におけるLeeほどの臆病者はいない。格好つけてクールに強がって見せればみせるほど、その孤独感が際立ってくる。賞金稼ぎのガンマンが、自分もいつ誰かにやられるかもしれないとの恐怖から、アルコールに逃げ、反射神経そして腕の衰えを自覚し、さらに怯えて悪夢にうなされる。しかし、そんな彼も銃を失って思うことがある、「自分自身に借りがある。」そして、勇気を振り絞って、その借りをかえしたとき、悲しい結末が。。。
今や西部劇のクラッシックと言われ、制作から50年経った今も世界中で愛されている名作。この作品は若手スターたちが飛躍する作品となった。Vaughnもそのひとり。この作品での共演がきっかけで、スティーブ・マックィーンとの友情は彼が亡くなるまで続いた。今やVaughnは7人のうちの最後のひとりとなってしまった。TV版「荒野の7人」にもトラビス判事役で出演している。

The Magnificent Seven「荒野の7人」(1960)































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