TVシリーズ「Men into Space」の、「Moon cloud」というエピソードにゲスト出演しています。当時アメリカではアポロ計画をすすめ出したところでしたので、国民の関心を引くにはちょうど良いシリーズだったのでしょうか?クレジットにアメリカ防衛省と空軍の協力に感謝すると出ています。これはアンクルと違って本物でしょうね(笑)。
 このエピではすでに月に基地が出来ていて、定期的に科学者が軍に認められたテーマを研究するために月に行っています。もう飛行に関する不安などない段階、もうシャトルになっています。 今回はヴォーンさん扮するハルコムと、カーターという二人の科学者のライバル争いがテーマ、いつもハルコムに先を越される、研究でも恋愛でも、カーターが、ハルコムへの憎しみから、初めて自分が提案した研究が取り上げられ(いつもはハルコム)アシスタントにハルコムを指名。 しかし、彼にはこの機会に彼を月で事故に見せかけてハルコムを殺そうという魂胆があった。一見大学時代からの仲の良い科学者同士なのですが、ハルコムの奥さんだけが、このミッションの危険性に気づいていたという設定です。
 実際には月で調査中に足を滑らしてクレーターに落ちて足を抜けなくなったハルコムを一度はカーターが見殺しにしようとするのですが、春コムに「自分は何もずるをして君から奪い取ったわけではない、一度もそんなことをしたことはない。もっと自分を正直に見つめて研究に打ち込めば結果がついてくるだろう」みたいなことを言われ、ひがみから劣等感の塊になっていた自分に気づくというお話です。最初は私も狡い科学者かなと思っていましたが、本当に優秀で人柄も程よい科学者でした(笑)
 余談ですが、当時のスポンサーはラッキーストライクだったようで、パッケージが宇宙を飛行しているCMが見れました。今ではたばこのCMなんてないですから、時代を感じます。
 

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Men into Space(1960)