Protectors Season1-11 Balance of Terror
細菌工作をたたけ
(5話)

 オープニングのこの思わせぶりな二人の指(笑)二人ってやっぱりそういう関係?と思わず疑ってしまいたくなるようなシーンなのですが、まったりと二人でチェスをしてワインを飲みながら優雅なひと時を過ごしています。こういう時のコンテッサを演じるドーンポーターの話し方がなんとも言えず上品かつ優雅で、好きですねぇ〜。
そこへ突然の侵入者、ハリーとコンテッサもすっかり不意を突かれ多少慌てます。(珍しいです)相手はKGB(日本語は違うようです)。なんと、KGBがプロテクターに依頼をしに来たのです。彼らの生物化学研究者が国際会議のためにやってきたロンドンで失踪、それも開発中の最新の細菌兵器とともに。どうやらロンドンでそれを巻く計画らしい。自国のKGBでは動きが遅く、しかも他国では存在が目立つので、自由に動けるプロテクターズに依頼したいと言う。信憑性を一度は疑ったハリーだか、大佐の熱意に負けて、請け負うことに。
プロテクターズはKGBにまで信頼されているんだ、とかなり驚きました。でもこの大佐結構いい人でした(笑)。一方ハリーはこのエピ全体を緊張感を出すときの、あの鋭い早口で通します。1千万の人々の命がかかっているからです。最後に博士も細菌が入った容器を確保したときの、ハリーのホッとした表情が印象的です。邦題の「細菌工作をたたけ」ですが、これはちょっと違うように感じました。失踪した博士は世界が競って細菌兵器を作り人類を危険にさらしている、原子爆弾の広島の悲劇にも懲りることなく、力のバラスを取ろうとしていることに怒りを感じ、警告をしたいが為に、この行動にでているので、彼一人のテロなのです。タイトルからだと、もっと大がかりに、国対国の工作の印象をうけるのですが。。。
ところで、このKGBの大佐を演じたのはナイジェル・グリーンですが、これが彼にとっての最後のTV出演であったようです。彼はこの年の5月に睡眠薬の飲み過ぎで亡くなっています。

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