はっきり言って、一体何だったのか良く分からないエピソードです(笑)。まだキャラクター設定が曖昧な感じです。ようするに、今回の騒動は、ハリーに自分を「プロ」としてしっかりと認めてもらいたいコンテッサの勇み足が招いた騒動、と言っても過言ではないでしょう。
 地球をぐるりとまわり、変装を重ねて、逃亡を続けていた殺し屋ローマックスをパリで見事に捕えたハリーたちプロテクターズ。新聞にも取り上げられ大ニュースです。そして、そのニュースを見て、自分ならもっと上手く蒸発できる、と友人と賭けをした人物が、ハリーとコンテッサの前に現れます。自分を蒸発させて欲しいと。ハリーは相手にしませんが、コンテッサはハリーの思惑を無視して、その依頼主を載せてさっさと逃亡してしまいます。この伏線には、前の事件を解決したときに、ハリーはプロ中のプロで、彼はコンテッサのことを「アマチュアとしては最高」としか思っていないのではないかと、コンテッサが不満を抱くのです。そして、自分の力を見せようと単独行動に出てしまった、ところがこの依頼主、大富豪の息子なのですが、友人に重傷を負わせて逃走しているのでした。さらに精神状態も不安定、「コンテッサが危ない」と、コンテッサの行動パターンを必死に読むハリー。どう動いても必ず行動を読まれるコンテッサは「ハリーは本当に腕の良いプロだから」を繰り返し,その実力が自分と桁違いであることを認めざるをえないのです。最後は依頼主の本性が分かったところで、コンテッサも過ちに気付き、危機一髪でハリーとポールが間に合うのです。見どころはふんだんに見ることのできるパリの風景と、3人の構築されつつある絆ですかね?

Protectors season 1-4”Disappearing Trick"
血塗られた蒸発
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