地中海のある小さな島国、そこでクーデターの企てがあるらしく、それを未然に防ぐことを依頼されたプロテクターズ。冒頭からハリーがその国の警察を使って検問にあたっている様子が映ります。観ている私たちは、本当にプロテクターズは色んな政府からも依頼されることが分かります。一方、コンテッサはその地域のプロテクターメンバーのパーマーの協力のもと捜査。この二人昔は恋人同士で会った様子。パーマーの方は未だに未練がありそうです。コンテッサが、マルコスを容疑者として疑っていることをほのめかすと、次々とマルコスに不利な証拠を提示するパーマー。でもハリーは逆にパーマーへの疑いを深め、更にコンテッサの様子を心配します。結局コンテッサはパーマーを初めから疑っており、そのことをハリーに言わなかったのは、彼がこうなったのは、結局自分にも責任があったのではないかと、感じるところがあったからだというのが最後にわかるのです。
  このエピではハリーが捜査に自分の方針を貫きつつも、コンテッサの昔の恋人の出現にやきもちではないのだけれど、とても複雑な心境を見え隠れさせ、そこがヴォーンさんの表現の見せどころ、つまり、ハリーとしてのプライドを維持しつつも、「なにか引っかかるぞー」、と言う硬軟入り混じった表情の変化が楽しいのです。
 ここのロケ地は前のエピソードと同じですね。ハリーの着ている服、車、そしてコンテッサのヨットが同じです。でも、前回よりも沢山素敵な眺めが見られます。面白いのは、ハリーが狙撃犯を追跡して、逃走トラックに向かって発砲しているところを、遠景でとらえると。。。なんと沢山の見物人が。。。(爆) 最後のハリーがコンテッサを思いやる心情が素敵。絵になる二人です。

Protectors season 1-6”It Was All Over in Leipzig"
地中海の嵐
(18話)
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