今回のこのエピの舞台はまたまたスペインです。スペイン財界の大物サントス氏の御嬢さんアンナが何者かに誘拐され拉致されます。その犯人がなんと、サントス市の友人の息子デビッドで、あんなとデビッドは幼い時から兄弟同様に育っていたのです。その彼が現在の政府の体制を破壊しようと仲間を募り、まず彼女を誘拐し、身代金と爆薬を要求してきたのです。サントスそして、ディビッドの父のサントス氏はビジネスパートナーで、二人は警察に言わずにコンテッサに相談。そしてコンテッサはディビッドに要求された爆薬の仕掛け人として、顔を知られていないハリーを送り込むのです。
この時のハリーの、いかにもお金のみで働く仕掛け人ブリが見物なのです。恐らく吹き替えでは、ここまでの声の変化は現れていないとおもうのですが、声が実に軽々しい、でも影のあるトーンになります。(表情はもちろんのこと) そしてディビッドの青臭さを鋭く見抜きます。
 ディビッドは仲間に身代金を持ち逃げされ、一人取り残されるのですが、あくまでも橋の爆破を強行しようとし、ハリーに仕掛けさせます。当然のことながら、ハリーは偽装工作をし、ディビッドに思いとどまらせようとするのですが、ディビッドがそれに気が付き、もみ合っている時にディビッドは誤って自分を撃ち亡くなってしまいます。この時のハリーの若い命を落とさせてしまった落胆の表情がなんとも切ないのです。たしかにこの70年代初期は、革命活動が盛んでした。

Season2-42:The Bridge
仕掛け人ハリー(日本:30話)
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