映像は不鮮明ですが、声ははっきりとしているので、「帰って来たナポレオン・ソロ」撮影時の二人の貴重なインタビューを翻訳します。この時のディビッドは役がら以上にとても内気に感じます。この後数年後の「A−Team」ゲスト出演時と雰囲気がとても異なるのに驚きます。反対にヴォーンさんには二人の年齢差(1歳)以上の貫禄を感じ、ディビッドはその彼に寄り添っていることで、安心しているように感じてしまうのは私だけでしょうか?(笑)いずれにしても、二人のインタビューはその時々で様々な相乗効果を生み出していて、そこからまた色んな想像が出来て楽しいですね。
こんな二人一緒のインタビューがもっと沢山あるといいですね。(切なる希望) 

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日本語翻訳版

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Return of The Man from U.N.C.L.E. Behinde the Scenes
ナレーション:ロバート・ボーンとディヴィッド・マッカラムの二人がCBSの番組でまた一緒にもどってきました。「帰って来たナポレオン・ソロ、15年後の事件」です。これはアンクルファンであるレイ・オースティンが監督します。

オースティン:「今の人達はアンクルを見たことがありません。アンクルは過去のものになってしまっています。だから私の年代のお父さん、お母さんに、まだアンクルが大好きな人達ですが、彼らに見て貰いましょう、そして子どもたちにもお父さんたちがそんなに夢中だった"アンクル"て何?と見てもらおうと思ってます。」
1964年、視聴者は、特にティーンエイジャーは本当にこの二人のアンクルの諜報員に夢中になりました。ジェームズ・ボンド映画のTV版でヒューモアとサスペンスにあふれ、ロバート・ボーンがハンサムでカッコ良いナポレオン・ソロを演じ、ディビッド・マッカラムがパートナーの内気なイリヤ・クリヤキンを演じました。彼らはTVでもっとも魅力的なコンビでした、当時皆の心を高まらせました。
RV:当時はロックン・ロールスターのような反応がティーンエイジャーからあってね、気が狂ったように泣いたり、叫んだりしてね。私にとってはとても驚愕的なことだったね、今日に至るまで、そう言うことが起きたのが本当に驚きだと思っているよ、何故なら私は性格派俳優であろうとしていたのであって、自分がセックスシンボルになるだろうとは思ってもいなかったんだよ。
ナレーション:「0011ナポレオン・ソロ」には沢山のセックスアピールがありました。

RV:プレイメイト(遊び友達)タイプの女優さんを使ったね、時にはその年のプレイメイトになった人も使ったよ、彼女たちはとても美しくて、良い女優さんになる可能性があったからね、シャロン・テイト、ドーン、とかね沢山出演したね、ジョーン・クロフォードからメリー・アン・モーブレイに至るまでね。皆とても美しくて魅力的な女性だった。時々魅力的な若い男優も男使ったけど、沢山は出させなかったよ。(含み笑い)
ナレーション:15年前、4年間続いた番組が終了した後、ボーンはトルーマンやFDRを演じるなど活躍し、マッカラムも映画や劇場で活躍しているが、どちらも、その後このような番組に出演はしていない。
RV:何週間も連続で1位だったしね、それにハリウッド・外国記者協会(ゴールデン・グローブ)で世界で一番好まれている番組にも選ばれたんだ。
DM:本当に?
RV:そうだよ、知らなかったのかい?
   ま、いいや。そうなんだよ。
RV:
RV:この番組をやってた時が最も幸せな時であったことは間違いないね。

ここで、ディビッドがそうでしょ、と言わんばかりにRVに手を添える。
するとすかさず、

RV:ディビッドとは関係ないよ。

 とつっこみ DMが手を引っ込める。(笑)
RV:仕事の環境がとても良くて、そこで仕事をしていることが幸せだったんだよ。

二人で笑う。:

映像がながれる

ナレーター:この番組の2度目の登場は視聴率の面で成功するのだろうか?マッカラムはそう考えて里うと言う。彼は”スタートレック”のようにこの番組にもとても多くの熱心な信者が未だにいると言う。
DM:リンダ・メンドウサという女性がいてね、彼女がアンクルのファン組織を作っているんだ。そしていろんなアンクルファン組織とコンタクトを取っているんだよ。グッズとか雑誌とかいろんな物を保存しているんだ。、
DM:そしてまだファン誌を作っているよ。多分来年ファンの大会を開くんじゃないかな?
RV:アンキー大会ね
DM:アンクル大会
RV:アンキーだよ。
DM:本当に、アンキーなの?
RV:いや、知らない。

RVの茶々に本気で相手をしているDMが可愛い!
ナレーション:大会と言えば、ひょっとしたら新しい「アンクル」がまたTVで見られるかもしれない。シリーズではなく、1年に4・5本という可能性もある。

DM:1960年代は色んなことが起きていて、とても辛い時台だった、皆何か夢中になるものを求めていたんだと思う。15年後にまた戻って来て同じことをするなんてね。

(DMの最後のコメントはちょっと不確実です。)