ヴォーンさんの赤の下着をつけた女装姿が衝撃的な作品です。(笑) もうそれしかありません。
ブレーク・エドワーズのハリウッドを思いっきり皮肉ったコメディです。ヴォーンさんはスタジオと関係のある人なら泣く子もだまる、
スタジオのヘッド、デビッド・ブラックマン役。
人気監督・プロデューサー、フェリックスの最新作が大コケで、ブラックマンが怒り心頭、なんとか損害を取り戻そうと、その作品をカットしなおそうとします。フェリックスは一度自殺を測るのですが、どういうわけか生きのびて、逆に妻で清純派スターのサリー(ジュリー・アンドリュース)に、この映画をポルノ風にすることを納得させてしまうのです。結局大当たりとなるのですが、ブラックマンに映画の契約を横取りされ、気が動転して、交通事故でなくなってしまうというハチャメチャな皮肉たっぷりのコメディーです。
泣く子もだまる、鬼のようなブラックマンも実は女装僻があるというハリウッドには裏の裏があることを暗示しているシーンで、赤のハイヒール、赤のビスチェ、そしてガードル姿で恋人の部屋を歩き回るという衝撃シーンが見られます。自伝によれば、彼の撮影初日がこのシーンで、控え室で衣装をつけれれて、初めてどんな女装のことだったのかがわかったという大笑いのエピソードがあります。そして、監督から、「メリッサの足の所から顔ををあげて」と指示されたそうですが、想像しただけで笑えます。演じているご本人はとてもたのしそうなので、なによりです。