悪評高き?禁断の映画です(笑)。でも、あのRobert Vaughnだから、今ここで取り上げられるし、DVD化もされるわけです。確かに、最後に核戦争の果てに滅んでしまった地球がまた原子の世界から始まったという設定は最後になって、わかりますが、それまでは、???の連続なのです。
しかし!ファンにとっては涎もののセクシーショットの数々で、こんなに有難い映像はありません(爆)
ストーリーなどどうでも良いのです、それに、原始の時代でも世の中の不思議、大人たちの矛盾に疑問を持つ若者がいても当然な訳で、そんな若者を見事に哲学的に演じていると思います。
Vaughnにしても、ほかの出演者にしても髪型がやけに現代的、とか、出てくる犬と挿入される恐竜の映像との違和感とか、取り上げ出したらキリがないのですが、ここは、貴重なVaughn
& Cormanの初期の作品として大目に見ましょう(笑)
ストーリーは、規律によって禁じられている川の向こうにたくさんの獲物があるのが分かっているのに、何故だめなのか、その理由を知りたいが故に規律を犯して、冒険に出る若者(シンボルメーカーの息子)を中心に、その父親、それに敵対して、シンボルメーカーの座を奪おうとする者、若者の恋人、それぞれの思いが展開します。若者は冒険にでて、弓と矢を作り出し、それで狩りが容易にできることを学びます(彼はハンターではなかったので)。自然の花々や見たことのない動物など新世界を満喫しているところに、悪魔大人たちが言っていたものに遭遇します。彼はすぐに悪魔ではなく、人間であるらしいと見抜くのですが、彼を追ってきた村のものがそれを殺してしまうのです。(恐れるがあまり真実に向き合おうとしないのはいつの世も同じ。)そして、その死体にあった本の写真から、一度は人類が繁栄し、核戦争で破滅したことがわかるのです。 だから、確かに、核戦争に抗議するのが主題であったのです。タイトルが悪すぎです。(爆)